Yo Kitamura
北村陽 Cellist
News
パブロ・カザルス国際賞
北村陽が第1位
若手チェロ奏者のための最も権威ある国際コンクール、パブロ・カザルス国際賞で、北村陽が第1位を獲得した。
巨匠カザルスの名を冠したこの国際コンクールは、カザルス財団主催によって、生まれ故郷であるスペイン・カタルーニャ地方のアル・バンドレイで2年に一度開催されている。2024年11月16日、最終審査が行われた。
北村陽は2023年ヨハネス・ブラームス国際コンクール、第92回日本音楽コンクールで優勝。今年9月には、最も重要な国際コンクールのひとつジョルジュ・エネスク国際コンクールで日本人初優勝の快挙を果たし、国際的に注目を集めている。
Biography
2004年生まれ。
2024年 ジョルジュ・エネスク国際コンクールのチェロ部門で日本人として初優勝。パブロ・カザルス国際賞第1位。
2023年 第29回ヨハネス・ブラームス国際コンクール第1位。第92回 日本音楽コンクール第1位。全部門を通じて最も印象的な奏者に贈られる増沢賞をはじめ、岩谷賞(聴衆賞)、黒柳賞、徳永賞、INPEX賞も併せて受賞。2022年 第18回ハチャトゥリャン国際コンクール第2位。2017年 第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールに満場一致で優勝。
現在、ベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースにて堤剛各氏に師事。これまでに山崎伸子、太田真実、ギア=ケオシヴィリ、室内楽を磯村和英各氏に師事。
ヴォルフガング・ベッチャー、ダヴィド・ゲリンガス、スティーヴン・イッサーリス、フィリップ・ミュレール、ミッシャ・マイスキー、マリオ・ブルネロ、イ・カンホ各氏のマスタークラスを受講。
2018年と2022年にクロンベルク・アカデミーにて、イェンス=ペーター・マインツ、2019年にチェロ・アカデミー・ルーテスハイムにてクラウディオ・ボルケス各氏のマスタークラスを受講した。
9歳でオーケストラと初共演し、翌年初リサイタルを行う。
これまでに読響、日本フィル、東京フィル、東京シティ・フィル、東響、関西フィル、大阪フィル、群響、山響、中部フィル、PAC、横浜シンフォニエッタ、北チェコフィル、ユーラシア響と、小林研一郎、 井上道義、高関健、大友直人、藤岡幸夫、阪哲朗、小林資典、海老原光、岩村力、角田鋼亮、田中祐子、粟辻聡、坂入健司郎、アンドレイ・フェーヘル、アルフレッド・ソリケッティ、ユーリー・トカチェンコ、ミハイル・ゴリコフ各氏の指揮により共演。
2020年ユリアン・シュテッケルの代役で井上道義指揮、読響と共演し好評を博す。
テレビ朝日「題名のない音楽会」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、BS朝日「はじめてのクラシック2019 チャイコフスキーの魅力」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」「ブラボー!オーケストラ」、Tokyo FM「Blue Ocean」、ABCラジオ「ザ・シンフォニーホール・アワー」などに出演。
2021年霧島国際音楽祭賞受賞。2024年アリオン音楽賞受賞。遠山基金、宗次エンジェル基金/日本演奏連盟、ヤマハ音楽振興会、ジェスク音楽振興会、江崎スカラシップより奨学金を授与され、第52回江副記念リクルート財団奨学生、2023、24年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1668年製カッシーニ。
Media
テクニック、音楽性、音色などすべてにわたって傑出
週刊エコノミスト
みずみずしく豊かにうたう弦の響きが親密なホールに響き渡り、フィナーレまで一瞬たりとも耳の離せない時間を過ごすことができた。
聴き続けたいと思わせるチェリストの出現だ。
MOSTLY CLASSIC
並外れた集中力と気迫をみせながら、力でねじ伏せる瞬間は微塵もない。
音楽の友
世代や国籍を超えた多彩な交流の中から、北村独自の音楽がより大きな世界に羽ばたく日は、ごく近い未来にありそうだ。
サラサーテ
Photos
Videos
ハチャトゥリアン:コンチェルト・ラプソディ
ハイドン :チェロ協奏曲第1番 ハ長調 第1楽章
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 第3楽章
Concerts
プラハ・スメタナホールコンサート
2024年5月4日 20:00
プラハ スメタナホール
指揮 : アルフレッド・ソリケッティ
北チェコフィルハーモニー管弦楽団
チェロ:北村 陽 ヴァイオリン:ヤナ・ヤコヴリェヴィッチ
ブラームス:二重協奏曲イ短調 作品102